花月草子

清涼山の御亭

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龍神は猿澤の池乃青波 蹴立て蹴立てゝ

今年も早、定例会では最後の九皐会になりました。
お天気はあいにくの空模様。所によっては雪の地方もございましたようで
ことのほか風が冷たく感じます。

『芭蕉』
喜之先生の芭蕉の精は恬淡とした、「非情の草木」という言葉が
染入る、静かな静かな芭蕉の精でした。
確かにそこにいるのだけど、なかなか姿がしっかりと目にすることが叶わない
ような、儚げな芭蕉の精。

ちょっと後場で詞章がつかえてしまった所を後見の永島先生がすかさず
手当てして、流れがとぎれることもなく、終わったあとは、しばらく席から
立ちたくないなぁと思うような芭蕉でした。

村瀬先生が重厚なワキ僧のたたずまいで、他との釣り合いが取れていて
良かったカモ。

『鎌腹』は・・・今日は脇の後方にいたこともあって、最初の幕内から
深田さんの
「ええ、腹立ちや!腹立ちや!」
の拍子が凄い勢いで、文字通り「体感」<笑

お仕舞は今日は四曲。
『春榮』、『藤戸』、『江口 キリ 』、『船辨慶 キリ
みな曲柄はそれぞれ違うにしても源平モノに所縁のある曲だな、と思って
見ていました。(江口の西行法師も元を正せば…だし)
長山先生の長刀姿が素敵です。

『春日龍神』
前場から、ようやく場内の暖房がきいてきて…つい、前場の半分くらい睡没。
明恵上人といえば、
「あかあかや あかあかあかや あかあかや あかあかあかや あかあかや月」
くらいしかぱっと思い浮かびませんが、鳥獣戯画で有名な栂尾高山寺の開基
といえば有名かと。
天竺行きのお暇挨拶に来た上人の決意を諦めさせるために春日大明神が
わざわざ姿を現して説得にあたる程の人物ですが、さらにダメ押しで目の前に
仏の会座に八大龍王が眷属をひきつれて舞う姿も見せ付けられて、
「真の仏法はこの国にあるのだ!」
と畳み掛けられたら、渡天もあきらめようというもので。

前の尉の面がとても品のある面だったなぁ、
(註:いくら睡魔に襲われたからといってもそれくらいは見てます)
桑田先生は結構ガッチリした体型の方ですが、よく大きさが殺せていたと
思うくらい、小柄な尉に見えた気が。

後シテの龍神はもう言わずもがな。見事な舞ぶりでした(笑)



観世九皐会十二月定例会
『芭蕉』
シテ(女人/芭蕉の精):観世喜之
ワキ(山居の僧):村瀬純

笛:一噌庸二
小鼓:幸清次郎
大鼓:柿原崇志

アイ:高野和憲

後見:永島忠侈、長山禮三郎

地謡:観世喜正(地頭)、佐久間二郎、古川充、鈴木啓吾
遠藤喜久、奥川恒治、中所宣夫、遠藤和久、

狂言『鎌腹』
シテ(夫):野村萬斎
アド(妻):深田博治
小アド(幸雄殿w):石田幸雄

仕舞
春榮:坂真太郎
藤戸:遠藤六郎
江口 キリ:永島忠侈
船辨慶 キリ:長山禮三郎

『春日龍神』
シテ(宮守の翁/龍神):桑田貴志
ワキ(明恵上人):安田登
ワキツレ(従僧):高橋正光、野見山光政

笛:小野寺竜一
小鼓:大倉源次郎
大鼓:柿原光博
太鼓:田宗久

アイ:竹山悠樹

後見:弘田裕一、長沼範夫

地謡:駒瀬直也(地頭)、中森健之介、坂真太郎、小島英明
古川充、鈴木啓吾、中森貫太、奥川恒治

附祝言

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