花月草子

清涼山の御亭

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国立劇場 第72回雅楽公演

今年は小劇場での管弦公演となりました。
演奏のみで舞はつかないので、それほど大きな空間は必要ではないのですね。
とは言っても、調子の違う曲(今回は壱越調と平調)を多く並べてもらえる
のも国立の企画ならでは。
それぞれに歌物も交えて意欲的試み。

壱越調
・壱越調調子
・菩薩 破
・朗詠 東岸
・蘭陵王
・武徳楽

平調
・平調調子
・催馬楽 伊勢海
・林歌
・春楊柳
・越殿楽

朗詠 『東岸』
東岸西岸之柳 遅早不同 南枝北枝之梅 開落已異 春生逐地形

催馬楽 『伊勢海』
伊勢の海の 清き渚に潮間に 濱藻や摘まむ 貝や拾はむ 玉や拾はむ

調子ひとつで聴いているとわかりづらいかもしれませんが、あらためて
こうして並べて演奏されているものを聴くと壱越調の軽やかさと変化の幅
に気づかされる。
パンフには律呂の六調子と西洋音階との対照表などが掲載されていますが、
基本は相対音階の世界だから当てはめようというのは無理な気も。
そもそも朗詠には「調子」そのものが無いし。
二の句の句頭が一番高い音域を出さないといけないので、一の句、三の句、
および楽器も二の句頭の声域に合わせて調子を整えるのが常。
今回は二の句頭に「壱越調で謡える人」を持ってきたという事ですね。
(改めてパンフを確認して「ああ、龍笛の人か」と納得しました)
催馬楽は笏拍子の乾いた音が心地よい。

『菩薩 破』は東京にいるとあまり聴く機会はないのですが、一癖変わった曲
で面白い。筝、琵琶、鉦鼓の使い方がどことなく大陸的。

『林歌』の「旋律を歌謡化したものが催馬楽『老鼠』」とパンフに記してあった
ので、備忘録として記しておきます。

催馬楽 『老鼠』
西寺の老鼠 若鼠 御裳啄むづ 袈裟啄むづ ※法師に申さむ 師に申せ

国立劇場の前庭はちょうど梅が盛り。開場30周年記念の小田紅・貴山白も
見ごろになりあたりに香りを漂わせています。

小田紅 貴山白
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