花月草子

清涼山の御亭

2012年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年07月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

急ぐ心かまだ暮れぬ

能楽BASARAは久しぶりです。
元々本日の『道成寺』は楽しみにお席を取らせて頂いたのですけど、
(しかもまた道成寺では私的ベストな位置を師匠が取って下さって…)
当日になってみたらちょっと体調が悪くなっしまって、直前まで自宅で
「ど…どうしようかな…」
と悩んでいました。
道成寺はどうしてもその場で観ている側も緊張度が高くなりますしね。

ただ、逆にそういう意味では自分の神経を研ぎ澄ませて観る事ができた。
というのは幸いだったかも。
鐘の吊り上げからワキのユウケンに至るまで頭の中の密度は濃かったです。
道成寺の詞章は他の曲に比べて展開が頭に入っている部分が大きいですから、
後は演じる先生方次第という事もありますし。

で、それが一言一句ビシビシと伝わってきましてね。
吊り上げ、ワキ名乗リ、シテ次第…と物凄く短く感じました。
良い意味で「詰まってる」感じ。
ただ、その…元の体調のせいか、乱拍子での緊張がピークになった時に…
胃炎が…あいたたた
激痛、というほどでもなかったので我慢はできたのだけど、何だかなぁ~

でも鐘が降りた所から上がるまで。上がってからの蛇体姿もとてもスッキリ
決まっていて、(その分若干「執心」が薄味になってしまったかもしれませんが)
綺麗な蛇体でしたね。
お囃子もぴったり決まっていて、良い舞台だったと思います。

惜しむらくは、「女心ゆえの執心」を全く解さない御仁に解説を頼んでしまった
事かな。自分に理解できないからって蛇体の心を茶化すなよ。と正直思いました。

≫ 続きを読む

スポンサーサイト

| 能・狂言 | 22:57 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

だくだくっ

今日は台風のド真ん中ながらも舞台を使っての『殺生石』のお稽古。
あっという間にもう六月。本番は九月なのに、大丈夫でしょうかなぁ。
まだまだ色々と細かい所を注意されていますが、矢をつがえての回転は初めて。
というより何とかかんとかOKが出ました。ふぅ。
やっぱり舞台の板は変に滑らないから回りやすいわ。

雨が降りしきる中、湿気も多くて、また動きも激しいですし、楽屋で順番待ちの間に
一人稽古しているうちにも汗だくだく。
舞台に立てば、師匠の目もあるし、緊張して真剣味も上がるのでもっとだくだくです。

しかし、汗以前にお稽古を終わって自宅に帰るまでの道がまるで川。<苦笑

| 仕舞・お稽古 | 23:07 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

すゝぎて清めし人の心の

「二人の会」も今回で二十九回を数え、この暮の会(第三十回)で最終回を迎えます。

今回は香川先生の『當麻』。格調高く気高く麗しく、かつストーリー無きロング曲。
いや、ストーリーそのものは寺にこもった中将姫が生身の阿弥陀仏の来迎を受ける
ものながら、肝心の蓮糸で織りあげた當麻曼荼羅の話はなく
(「観衆は “当然知っている” というのが折込済みなので)

ワキの次第からズボっと深遠たる山の中に連れていかれたような気がします。
阿弥陀仏たる化尼と観音たる化女の静かながら気品のあるやりとり。
化尼の居グセは老女物にも似た品の高みを感じさせる静かな語り口。

だ、駄目です。気持ち良すぎて気が遠く…嗚呼、そんな香川先生の當麻なんて一生に
一度あるかないかの機会なのに…前場沈没 orz
風邪薬を服用していたからで…<言い訳めいてる

とはいえ、後シテ中将姫の出といったらもう何と言ったらいいのか。
柔らかな光沢の白い舞衣とパリっと鮮やかな朱の大口のコントラスト。
けれど決して派手ではなく、冠に立てられた一輪の眞白な蓮の花が清しい処女性を
象徴するような姿。
作中では語られない継母の仕打ちを泥中の苦しみとするならば、寺に籠もって自ら
を精神の高みに押し上げた阿弥陀信仰の力を蓮に例えるがごとく。
早舞を舞う中で姫の姿がどんどんと雲中へ上がるような素晴らしさ。

やはりこういう曲は香川先生の真骨頂ですね。
それゆえ、余計にあの前場沈没が悔やまれる。
悔しい…

≫ 続きを読む

| 能・狂言 | 23:39 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

| PAGE-SELECT |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。