花月草子

清涼山の御亭

2012年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年04月

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村雨のして 花の散り候ふはいかに

あの日から丁度一年となりました。
矢来の門を入ってすぐ左手の紅梅が花を咲かせています。
「花は昨年の花とは違う」と人は言うけれど、人間をめぐる自然の摂理はこうして
変わる事なく続いて行くのでしょうか。

本日はまず定刻に『熊野』の舞台に先立ち、喜之先生、喜正先生をはじめとしてお集まり
のシテ方の先生方が揃って着座し『弔謡』として海士のキリを連吟で。
しん、と静まった見所に響く
「今この経の徳用にて 天龍八部 人與非人 皆遙見被 龍女成仏 ・・・」
の法華経を引用した謡の声。
「龍女成仏」あたりで自然と涙腺が壊れかけてきました。嗚呼。

『熊野 村雨留
正直、朝顔が頑張ってくれたらなぁ。
という感じでツレの出から早くも心中けつまづいたのは否定しない。
しかし、熊野本人が麗しかったので許す。
今日の作リ物の車は横側に紅段をからめてあって、シテが車に入ると紅段の隙間から
面の表情が動いていくのがチラチラと伺えるようになっており、さながら
牛車の物見を少し開けて寂しげに外を眺めるがごとく。
花見の宴に従わざるを得ない熊野の寂しく心苦しい心情が伝わってきました。
涙をこらえて舞っている様も切々と。

正直、今日はろくすっぽ公演パンフを見ていなくて、村雨留が入っていた事に気づいて
いませんでした。 orz
中ノ舞が
「のうのう俄かに村雨のして~云々」
で終わってしまったので、「あ、しまった」と内心思った次第で、それゆえ五段式始まり
だったか三段式だったのかすっかり記憶が抜け落ちてて無い有様です。
やっぱりパンフは先に見ておかないとダメだなぁ。反省反省。

『熊野』が終わって、最初の十五分休憩ですが時間の事前に時間調整がされまして
14:46近くなると見所・通路ともに国立劇場で挙行中の大震災追悼式の模様がラジオ
を通じて放送され、アナウンサーの実況の後、君が代斉唱より黙祷まで。
ほんのわずかな時間ながら、そこにいた人々の気持ちが一緒になった時間だったと
思います。

狂言は『二九十八』ですが、個の諸事情で今日は狂言はパスさせていただいて、
お仕舞から席に戻りました。
『高砂』は松の徳を讃えた、『釆女』は水の世界に縁の、又『歌占』は一度この世から「生」
を失った者が現世を取り戻す様を扱った曲。ということで趣きも一入に。

『殺生石』
こちらは一転して私自身が「今見ておかなくてどうするー!」な曲です。<苦笑
働きの先生方が運んで来た「石」がかつてないほどに大きい・・・
ワキの玄翁は大日方先生です。大日方先生の僧はシュッとした感じがあって好き。
下宝の中では閑先生を別格、欣哉先生、森、殿田両先生を次に置いたら一番好きかも。
あの見た目からのギャップの激しい声の響きなどなど。

前シテの里女の唐織が朱と黒の段で攻撃的というか強い柄で面妖な気さえ漂う。

一通り里女と玄翁の間で玉藻の前の素性に関しての問答、居グセが終わって石に中入して
後は後見、働きの先生方はフルMAX。
脇正面から見ていると装束がどんどんと交換されて着付けられていく様に気が逸ります。
アイ語リが終わって、玄翁がノットから払子を払って物凄いタイミングで着付完了。

後は一声からキリまで、キリからはお仕舞の形付が頭の中で大回転。
て・・・言っても、自分が現在たどり着いている部分までしかついていけないんですけどね。
一応、今までの部分に関してのチェックポイントは何となく判った気分がするので、
後はやらないと。
うーん。やっぱり習い始めた今のうちに見直しておけたので良い機会でした。
良かった良かった。

そして、今月の玉英堂さんは桜餅の月。

桜餅

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| 能・狂言 | 20:46 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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針仕事

午後のEテレ放送、NHK能楽鑑賞会放送を見ながら針仕事。
頂き物の黒の紬端切れ(大きさからしたら袖あたりかな)に木綿の裏地を
あてなおして形付をしまう袋物を製作。
本田先生と源次郎先生の一調『三井寺』に聞きほれつつ、ところどころで
TVの画面を見ながらになってしまうので遅々として針が進まないこと夥し<笑

それでも、まぁなんとか。『船弁慶(NHK表記ママ)』の後場には間に合いましたよ。
マチを取ると布幅的に窮屈になってしまうので、マチ無しの単純な袷の袋物です。
今まで手近なアリモノの袋にしまっていたので、落ち着き先が見つかった気分。

形付と紬端切 ぴったり

殿田先生の武蔵坊、判官を制して知盛に対峙し、祈リに入る場面からアップで。
悪霊を射すくめるような強い視線がいかにも法力のありそうな武蔵坊で素敵ー

| 仕舞・お稽古 | 21:14 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

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