花月草子

清涼山の御亭

2012年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年03月

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天霧る雪の なべて降れれば

梅の花それとも見えず久方の 天霧る雪のなべて降れれば
         読人不知 『古今和歌集』 334 (或いは 柿本人麻呂)

もう岡本町の逝かれた日といい、京屋の告別式といい、
かかるお別れの日の空が「らしすぎ」て…
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| 歌舞伎・文楽 | 23:25 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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數万騎那須野を取り籠めて

三浦介も上総介もえらいスピードで那須野に到着してしまいましたよ。>殺生石
自分のお稽古の番が終わってから、足取りを辿って図をノートに書き込むのに
苦労しております。
とはいえ、曲の内容も仕方の部分を含めてこれからなので、頭グルグルになりそう。

私的個人メモ … 『殺生石』とは関係ないけれど、他の方のお稽古を見ていて。
            扇を開いての「胸ザシ」は「プリンスホテル社歌」。<自爆

| 仕舞・お稽古 | 22:42 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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国立劇場 第70回雅楽公演

昨年二月の第69回公演の壮大なる「続編」とも言える今年の公演。
前回は「序一帖、同三帖~同五帖」と序だけで終わり、満を持して迎えた完結編。

今回、昼の12時から昨年の映像も本公演(14:00)とは別ながら併せて上映する
ということで、両方のチケットを準備して頂きました。…その節はスイマセン
しかし、あらためて映像を見るとやっぱり序だけでも長いですね。
舞人にかかる時間的圧力など相当なものだと思います。
序破急トータルだと一時間半以上を悠に上回るし、その上で六人で合わせないと
いけないのですから精神的にも体力的にもギリギリなのではないかしら。

・左方唐楽盤渉調 六人或いは四人舞『蘇合香』一具後編(破、急)
 (今回も引き続き六人舞で)
・右方高麗壱越調 二人舞『納曾利』
・右方高麗壱越調 四人舞『仁和楽』

『蘇合香 破、急
昨年の映像では楽を奏された方々はみな譜面台を立てていましたのが、今回は
それも無く暗譜で。
そのあたりに本当にン年がかりで取り組んで来たんだなぁという意気込みのほど
が感じられます。各管の方など吹き込んで吹き込んで吹き込み抜いて来たのだ
ろうし、そういう向きの音の「勢い」というものが感じられましたね。

勿論、打楽器の方も序の際と同じく鞨鼓の技法が安齋省吾先生の手によって存分
にちりばめられていますし、
大太鼓の豊英秋先生などこの後の納曾利・仁和楽も続いて撥を取り、それは力の
ある音を大劇場に響かせまして。
公演プログラムでも前回、今回を通じて鞨鼓・太鼓の奏法に解説の多くを割いて
おりますし、この二冊読むだけでも打ち物に関してはなかなか参考になりました。

舞は前回以上に丁寧で緊張感が持続。一見同じ動きを左右繰り返して何度も重ね
ながら徐々に動きを早めて行くのはラヴェルのボレロにも似た雰囲気。
(いや勿論こちらの方が圧倒的に古いのは承知しています)
「続き」なので無論、舞人が出手で登場する事はなく、序吹、由利吹が始まり登台。

途中でふと気づくのは由利吹は他の曲でも何度も聞いてるはずなのに、唐突に目
からウロコが落ちたことです。
「 “由利” ってつまり、ユリのことかぁーっ!!
と。ああ、凄く納得した。やっぱり雅楽を見聞きしているとお能とピコピコと回線が繋
がるようになるんだわーと肌で実感しました。
※ユリ…お謡の節マワシの代表的テクニックの一つです。
舞人の編成が前と同じということで、若干懸念されていた人がいましたのが、
本日はうまく舞いおおせましたよ。よかったー

蘇合香は香草の薬効にちなんだ曲ですので、プログラムの巻末には「玉響の心」と
題して御家流長濱閑雪氏の香道に関しての解説が寄せられています。
香道、やってみたいのですけれどね…いかんせん手元の狂う病があるものですから
灰作りなど細かいお手前ができませんので、残念です。
なので、基本は考えつつも気楽に勝手に愉しんでいます。<苦笑

蘇合香 練香

『納曾利』・『仁和楽』
納曾利はまたの名を「双竜ノ舞」とも。雌雄の龍が舞い戯れる姿を現すともいいます。
以前、2009年の国立公演で宮内庁の 『蘭陵王 一具 』と一緒に南都楽所の『落蹲』を
見ておりまして、この時の南都楽所の舞人が申し訳ないながらも「ちょっと…」
でしたので、一度私的に仕切りなおしという事で。大満足。
更にその前、2008年の明治神宮春の大祭の時のエントリーで我ながら結構恥ずかしい
事を平気で書いてしまっていますね…隠しはすまい<爆
仁和楽は昨年の明治神宮春の大祭で承和楽と番で見ていて、今年のお正月のNHK放送が
承和楽でしたから、なんだろう。宮内庁としては続けてそういう方向性なのか、それとも
「蘇合香の方に力を入れているので “お察し下さい” 」な構成なのかはともかく。
で、あえて言おう。
高麗笛サイコー!
なぜか、度々書いているんですが高麗笛が大好きなんです。
と書いて、ああ、だからお能の笛方の先生も私自身の好みの方向性が決まっている
のだな。と改めて今回気づきました。…ユリの件も含めて考えてみたらなかなか新鮮
な気分になった公演でありました。

| 雅楽・舞楽 | 23:15 | comments:5 | trackbacks(-) | TOP↑

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梅花咲きにほはぬ候に

如月まで梅の花さき侍らざりける年よみ侍ける
しるらめや霞の空をながめつゝ 花もにほはぬ春をなげくと
      中務 『新古今和歌集』 39 (或いは 読人不知 『公任集』 )


過ぐる年に神谷町亡きあと、たとえ舞台は叶わぬまでもある意味での拠所で
ありました京屋の訃報。
私が慣れ親しんだ世界の「最後の人」が逝ってしまわれた。
東京の舞台で眼前覆うばかりの桜の花吹雪を岡本町とし、
露含み凛と咲く菊花を永田町とするならば、
京屋は艶に妙なる梅ヶ香でした。
謹んで心よりのお悔やみを申しあげます。

白梅に文

| 歌舞伎・文楽 | 23:23 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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通盛夫婦 御経に引かれて 立ち帰る波の

若竹能公演二日目です。
今日は解説ではなく、「朗読」という事で、巻ノ九の老馬、飛んで、小宰相身投
部分をなんと言うか情感タップリに語って頂いたのですが、情感タップリ過ぎて
入りこめないわたくし。
読むなら “淡々と” 読んでくれる方がいいんだけど。私的には。
て、いう以前に公演前の「曲の内容解釈・解説」めいたものはなべて嫌いなんです。
その講師の解釈を押し付けられているようで。
(純粋に「技法の解説」とかであれば興味深くて良いんですけどね)
以前あった+平曲みたいな関連のある異分野コラボ企画の方がいいなー。

お仕舞は
経正、忠度、知章、敦盛、俊成忠度、小督、藤戸。
和久先生の『忠度』の最中、お身体の具合が悪くなった方がいらして、一時見所
騒然となったのですが、幸い手当てや対応も早かったと見えまして。
しかし、またその後地震があったりと、この日の見所に居合わせた方々は私も含めて
肝が冷える心地をされた方のいらしたのでは。

経正、敦盛兄弟。また薩摩守、いずれも詩歌管弦の才に優れ敵味方、御所側からも
その死を悼まれた公達ですね。
また今日のシテ、越前三位も文の手跡の見事さがきっかけでで上西門院より小宰相を
賜るように、皆々謡曲に描かれるは生まれる時代、場所を間違わねば…という公達ばかり。
だからこそこうして名を後世に残す事になるのだけど。

『通盛』
なぜかシテは彼であるのに、彼をめぐる話題は全て妻の小宰相にお株を取られている
ようですが、そんな小宰相を優しく見守るような所が越前三位の良い所なのかもなー。

前シテの尉がなにやら渋い優しい視線で、舟に共に乗っている前ツレの可憐さが
引き立って見えます。
この海士の小舟に乗って二人はどこへ向かって彷徨うているのか。
供養を求めて冥い鳴門の海をあてどなく漂い続けているのか…と。
前場のワキ僧に向かっているだけで二人の情の細やかさが織りこまれていくような感じ
は何と言ったらいいのか。
後場の越前三位はシャープな武者ぶりで好感が持てました。
面がかなり新しい。塗りに経年がそれほど見えなかったようですが。
肌色が濃い目の “中将” かな…。
在りし日の姿で小宰相と見つめあう場面も完全に「二人の世界」になってしまっていて、
それがまた見ているこちらに非常に良く伝わってくるのであります。

僧に向かって太刀を向けつつ
「よく弔ひてたび給へ~」
の部分は越前三位の
「私はこうして死んだのだ!今となっても苦しい!」
という慟哭にも近い勢いで。で、キリ地に入った所から地頭の奥川先生が声張ってたなー。
単独でばっちり聞こえたし、地謡を牽引してましたね。

過去記事を遡って、そうか、前に『通盛』を拝見した時は長沼先生か。
と気づき、なにやらそう思うと今は余りに感慨深いです…

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| 能・狂言 | 21:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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待てよ待てよといふ声も

この両三年ばかり、百周年記念公演など諸々あって中止となっていた若竹能。
本年より復活ということで、今日、明日、七月と平家物語連射の妙技。
初日の解説は葛西アナ…いや、もう「アナ」って言ってはいけないのか。もとい、葛西さん。
平家物語と源平盛衰記を引いて事細かに解説して頂きまして、お蔭様で「超ネタバレ」。
いや、昔からサービス精神が旺盛な方だけに悪気は無いというのは判ってるんですけど…
なんか知らん例の大河ドラマについて、「葛西さんがそれ言っていいんですか」なノリ有。
人を違えて三人の伝統芸能分野の人に同じ事を言われてるのを聞いてるのだから相当なモノだと。

頼政、仏原、熊野、鵺、実盛、巴、兼平
お仕舞だけでお腹一杯…
駒瀬先生の『頼政』。最後間際の「扇の芝乃草の陰に~」は、お仕舞だと
“胸指シテ角ノ下ヲサシ正中ニテトメ、フミ開右ヘ回リ~”ですが、
お能の舞台ですと、ここで扇をピシュッと小角あたり目指して投げる。
心の中は「駒瀬先生ー投げてえぇぇー」状態でした<笑
耕三先生の『鵺』は今まで拝見した鵺の中で一番ダイナミックだったかも。
ああ、喜之先生がお元気なうちに興福寺行きたいなぁ…とか。

『兼平』を見ていたら、『経正キリ 』をまた仕切りなおしてやりたくなったのは内緒。

『俊寛』
わりと緊張系お仕舞の連続だったせいなのか、はたまた最近の疲れのせいなのか、
ワキ名乗リ、ツレの次第、シテの一声から酒と称した水を酌み交わすあたりまでは
生きていたハズの意識が途中で若干薄らぐ。
というわけで、意識が飛び飛びの中、改めて正気づいたら赦免使が鬼界ヶ島まで
到着してしまっていました。超不覚 orz

赦免使は多分、下宝の中ではきっと殿田先生がいちばん「らしい」と見えるように
思えるのですよ。これは。多分、閑先生でも欣哉先生でも森先生でもどこかに
違和感を感じるような気がする。で、そのあたりを「説明しろ」と言われても困る。
上記の三先生だと、俊寛を拒絶していてもどこかに情が見え隠れしそうなのかな。
もう、「殿田先生に纜切られたら終わりだ」という気分でしょうか。

赦文を奪い読み、最初は激高しつつも徐々に額から青ざめていくような部分は
もう少し強くても良かったかな。元が神仏への信心を屁とも思っていない傲岸
無礼な破戒僧ですからね。
なんだか今日の俊寛はどちらかといえば「哀れさ」が先に立っているような気さえ
しました。纜に取り付く姿も、それを切られて泣き崩れる姿も。
丹波少将と平判官の無責任な一言をどこか心の糧にしながら、その思いは徐々に
かつての多くの家人に囲まれて生活していた幸福な時代への追憶に変化して、更に
やりきれなくなってしまうのはこれ以降を著した巻ノ三の記述の通り。
師を探し尋ねて来た有王に変わり果てた姿を見られ、娘の書簡を読んで、ようやく
彼は人の夫であり親としての心を吐露して儚くなることにより、そこで初めてこの
物語の全編に渡って底部に流れる仏教的無常感の線上に乗れることになるのです。

盛者必衰の理というのは平氏一門だけのみならずこのような人物にも当てられて
いるのですね。

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| 能・狂言 | 21:05 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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犬追物

『殺生石』、本日二回目のお稽古にして、既に小さい曲の幅のお仕舞と
同じくらいに手組が複雑化しています。
ああ…

とかなんとか、毎回へこたれ気味な事しか書いていないようですが、
師匠だって、多分、「この人はこの曲を出来ない」と思う曲は選ばないですよね。

と、プラス思考に考えてみる…テヘw

| 仕舞・お稽古 | 23:56 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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スーパーJチャン

職場から帰宅後、お茶で一服しながらリモコンポチっとな。

…あ、鈴木先生だ。

…ちょ、それマジ<爆笑

| 能・狂言 | 20:50 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日は新年会

月が明けてしまいまして、遅まきながら社中の新年会。
過日の某舞台での裏話を師匠からたっぷり聞かせて頂きました。
それだけでお腹いっぱい<笑
もちろんお料理も美味だった事は言うまでもありません。

そのほか、このたび新たに日本能楽会の認定式が無事滞りなく催された旨、
師匠よりご報告頂きました。
(我が師匠、正式に重要無形文化財総合指定保持となりましたのです)
重ねておめでとうございます。

いやー、我々も頑張らないといけないな。

| 仕舞・お稽古 | 23:58 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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