花月草子

清涼山の御亭

2011年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年02月

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かゝるや富士の裾野より

折ふし北風激しくて、千駄ヶ谷からの道のりがえらく遠く感じました。
一週間経つのにまだ路肩には先週の雪がとけずに残っておりますし…

とはいえ、久々の大チャンバラ活劇。しかも十郎が紀彰先生ではもうもう
それはそれはwktkでございますよ。
解説とパンフレットのベースは真名本曾我物語だもので、先ごろ読み通した
ばかりでしたからその辺りの解釈は楽で幸い。

『夜討曾我 十番斬 大藤内
前場で主従の別離を。
団三郎、鬼王兄弟がいざ差し違えんと片肌脱ぎおろす様はベテラン二人組の
面目躍如。そこだけで場がピシリと緊張させられます。
元々「夜討曾我」はこの場のみ、この場がキメ所ですからそこをしっかりと
五木田、弘田御両所に締めて貰いまして本来の曲はそこで終わりに。
紀彰先生の腰掛けた床机が滑ってヒヤリとした部分もあったのですが、さも
何事も無いよう動じず空気椅子状態のまま詞章を続けるのが流石であります。

吉備津の神官大藤内によって兄弟の手で工藤が討たれた事があきらかになって
のち…
(ちなみにアイでの大藤内はなんとか逃げ永らえたようですが、本当は工藤の
館に滞在していましたのでバッサリと斬られて、とばっちり)
さて後場はもう。それはいわずもがな。
今回のアクション(アクション言うな<苦笑)構成担当は奥川先生です。
先陣切って打ちかかる平小師重を払い倒し、続いて長刀構えて攻めかかる
吉香経貞を叩き伏せ…て、吉香を演じていた角当先生、見事にうつ伏せで
倒れていきましたぞ。やるな梅若会(笑)

御家人たちの白刃に囲まれながらの背中合わせの息詰まるジリジリ感。
いつのまにか十郎は二刀流で闘っているし、五郎は橋掛かりで打ちあって
るし、と息をつかせぬ斬り組みが続く中、
新田四郎が瀕死の十郎を見逃そうと背を向ける中、己が力尽きたと自ら潔く
首を露わに烏帽子を外す十郎。
烏帽子を外した際に紀彰先生の額に撫で付けていた前髪がはらりと落ちて、
見ている方が悶死するわ…

ちなみにこの部分は真名本ですと
新田四郎進み出でて
「呼はいかに、十郎殿にて御しけるや。親類の中に一家の族なり。
汚き死ばしし給ふな」
と云ひければ、十郎これを聞て、
「沙汰に及ばず。夜は深けぬれども未だ尋常なる敵に合はず。(貴)殿をこそ
心に懸けつれ。同じくは一門のしるしに和殿の手に懸るべし」
とのやり取りの後、白熱の打ち合い描写。

十郎討たれた後、五郎は新手の古屋を討ち取り。
(て、気づいたんですが、古屋の太刀って他の立衆の太刀より一回り長身ですよねー。
抜けるのかな?と思って見ていたら、勢い良く鞘を投げ捨てていました<苦笑)
後ろから白小袖を被いた御所五郎丸に組まれ、肩を後ろに取られ引きずられて、
しかし五郎の肩にかけた五郎丸の右手を五郎は(ややこしいのう)左手で受けて
ロック。懐に入ってそのまま両膝付きで背負いー!
※現在の柔道では「両膝付き」は反則技です。でもこれはお能だからね<苦笑

最後は縄をかけられて引っ立てられていく五郎が幕に入って終わりを迎えますが、
今日はどの先生も派手に倒れまくっていたせいか。その都度見所のどよめきが(笑)
それもまたこのような曲では良き哉良き哉。

いや、梅若家、銕仙会、片山家、九皐会との合力舞台。
まことに堪能致しました。

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| 能・狂言 | 19:30 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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御幣を持たせつつ

先日の稽古初めの日はちょうど風邪のさかりでしたので欠席させて頂きまして、
なにやら出遅れ感がありますが、『殺生石』です。
しかし殺生石をするのは私だけなので、出遅れもへったくれも無い

しかも、師匠本人は昨年末に「殺生石にしようかと」と申していましたのをすっかり
忘れていて
師「何やろうと言ってましたっけ?」
私「殺生石って伺ってましたが」
師「修羅物やろうかと思っていました。じゃ殺生石でいきましょうか」
なんですってー!
なんだかいきなり自爆スイッチを押してしまった様な趣。

「幣帛をおつ取り飛ぶ空の~云々」
下居からいきなり飛び上がって立つための体重移動がつかめない… orz
うさぎ飛びする?

| 仕舞・お稽古 | 22:46 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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春めかず

この三連休は風邪で結局どこにも行けずじまい。
遠藤六郎先生の『鶴亀』、拝見したかったなー(チケットは持っていました)。
と思いながらも布団の中でお正月に撮りためたお能の録画や、過去に録画した
ものなどを見たおしておりました。

二日放送の厳島観月能は以前、2007年の『自然居士』を拝見しに出かけた事が
ありまして。しかし人間の目というのは舞台環境に慣れて無意識のうちに絞りを
調整していて、「見やすい常態」にしてしまうのだけど、やはりカメラを通すと、
あのほの暗い中での灯りのゆらめきや舞台全体に映る水面の輝きなどよく表現
されていました。レンズは時として容赦なく全てを映しだすものでありますが、
今回はそれが良い方に出たなと。
機会があったらまた行きたいです。今度はすこし滞在を伸ばして菊花祭に絡める
のも良いですね。<いつになるかは予定は未定(苦笑)

…でも大河ドラマで地に足つかないような繁盛っぷりの時節は避けて通りたい。

| よしなしごと | 20:35 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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初日の放送

払暁の舞楽は左方壱越調の四人舞で『承和楽』。
昨年明治神宮で拝見しました。
今年のNHK舞楽は引きのカメラワークが絶品でございます。
昨年までの中継のモヤモヤ感がさっぱりしました。
今後もこの調子でいって欲しいですねー。

でも解説部分での「出手」のルビが「でるて」になっていました。
別に間違いじゃないんだけど、一般的には「ずるて」なんじゃないかなぁ。
どっちでもいいと言えばおしまいなのですが。

TV体操を挟んでお能は片山家で『天鼓 弄鼓ノ舞 』。
前シテは幽雪先生で、後シテは九郎衛門先生。
こちらは後でまとめて堪能しようと思っております。
でも、元日から子供が時の権力者によって水に沈められるというのは初春歌舞伎で
寺子屋を見せられてるような気分でもありますな。

| よしなしごと | 23:11 | comments:4 | trackbacks(-) | TOP↑

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新禧如意

明けまして御目出度う御座います。

昨年は春の震災以降、色々と考えさせられる事の多い一年でした。
更新も滞りがちな上に積み残しの課題も山積のままとなってしまい、
自らも心苦しく、本年はその課題を上手く浚える事ができますよう努め
たいと思います。

今年もまた数々の舞台の拝見に参ろうと思っておりますので、
宜しくお付き合いのほど、お願い致します。

                               管理人 桜宮耀敬白

           霊雲

| よしなしごと | 00:01 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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