花月草子

清涼山の御亭

2010年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年01月

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先今年無事目出度千穐楽

今年も早、大晦になりました。

この一年、舞台の鑑賞もさることながら、色々と世の見聞なども
広めることが出来まして、また、普段は見ることのかなわぬ平日の
催し事などにも触れる機会があり、それはそれでまた楽しいもので
ありました。

今は暮の仕度も珍しいことに午前中に全て終り、久しぶりにNHKでの
顔見世中継をのんびりと視ております。

皆様この一年ありがとうございました。
よいお年をお迎えくださいますよう、ご挨拶にかえさせて頂きます。

管理人敬白
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| よしなしごと | 14:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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わが心の歌舞伎座展

早めに行こうと思っていたら今日になってしまいました。
祝日前だし、平日だし、クリスマスの駆け込み需要もまだ少し先。
ということで、人出も少なく割とゆっくり見られたので却って良かったような。

入口前にはおなじみの鳳凰丸の提灯が下がっていたり。
考えたらこの提灯を見るのもこの春以来です。
おなじみの提灯 チケット

で、会場に入った途端、あのロビーの赤い花絨毯が敷き詰めてあって、
心憎い演出ですねぇ。あ、客席扉も。
今回の展示では、客席扉の向きを逆に(ロビーから「押し」の方向)に取り付けて
あります。通常の「引き」だと扉の鳳凰丸が見えにくくなってしまうので、あえて
ここはわざわざ互い違いに織り込んである鳳凰丸を見せてくれているのです。

劇場を飾る絵看板や華やかな衣装、建物を彩った瓦屋根、釘隠しなどの飾り金具、
ロビーの柱時計…といった目を奪われがちなものに負けずに存在感を出しているのが
開場時間の立て札や、奈落注意の頭取の注意書、従業員出入口の大提灯、当日の
売切れ御免の立て札、幕見列の立て札といった我々が馴染んでボロくなった姿の
年代モノ。写真が撮れないのが惜しいようなものばかり。

衣装も今回はガラスに遮られること無く、質感まで目で確認することが出来ました。
「暫」の権五郎の柿素襖は厚手のシャンタンみたいな織でしたねぇ。
あ、あと、四ノ切のモフモフ衣装も間近で見ると「ほー」です。<モフモフ言うな(笑)
普通の赤姫の振袖があるよりはいっそ、揚巻さんか八ツ橋さんのワンセットでも
置いてほしかったかも。

ブースの一角に仮設の花道が敷いてあり、これまた仮設の鳥屋から靴を脱いで
上がることができるようになっています。ここの部分は撮影可。
しかし、揚幕に輪ッカがついていないので、あの「チャリン!」音は出ないので
ありました… orz
花道は大道具さん監修で造られているので、踏めばちゃんと音がする。
ニワカ春藤玄蕃やニワカ弁慶続出<笑
もー、私なぞ春藤玄蕃どころか、揚幕も触りまくって来ましたがなにか<爆
鳥屋の揚幕 仮設花道

以前、三階にあった物故俳優の写真がそのまま目の高さに下ろされて飾ってあって
やはり、子供心でも舞台を見た事のある役者は目で追ってしまうな。

今回は、展示図録が無いのが惜しいところ。
ペラペラでもいいから出して欲しかったなぁ…。
はっ!もしや、来春公開のドキュメンタリーのパンフがそれに替わるのか?
松竹なら有り得る。<自爆

| 歌舞伎・文楽 | 16:49 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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時代劇映画史展と二世左團次展

事前に「いつ観に行きますかね」とむじ姐さんと相談しておりました
のですが、二世左團次展が今日で閉幕してしまうから。
と、折よく日曜日でもありましたし、では本日。ということで。
演博の展示です。
演博 二世左團次展 図録

「時代劇映画史展」は一階の歌右衛門記念展示室にて、
前期展示のサイレント編。
時代劇映画と言っても、まだまだ今のように娯楽大作というものが
製作されない時代には歌舞伎役者の舞台フィルムが活動写真の曙でした。
そんなわけでTVモニターには、例の重文指定の紅葉狩がー!
指定時に東博で見た時以来、二度目のご対面。

部屋の半分は歌舞伎役者系の名前の多い展示でありましたな。
ムリもないのですが。
それが徐々に坂妻になり、右太衛門になり、マキノ作品となり、
展示が少しづつ移り変わって行きます。
冊子の中に百々之助の「百々ちゃん画報」が。ぜひ頁をめくってみたいものです。
退屈の殿様の元禄小袖は鈍色と生成のだんだら縮緬地に波模様の染め抜き。
カラーで見慣れてると一見物足りなく思われる方もいるかもしれませんが、
これ、モノクロ時代のものですから、かなりフィルム映えすると思います。
表紙を錦で装丁された「元禄忠臣蔵写真帖」。な、中が見たい!

二階の二世左團次展は部屋に入った途端に耳に入る「修善寺物語」の一説。
やたらめったら反応しまくる我々はかなり不審者なんでは<爆
「毛抜」や「鳴神」の十八番モノを左團次が復活上演させた記録も展示されて
おり、また七、八代目の成田屋没後、團十郎の名跡不在時に高島屋が
市川家総代として「睨んでお目にかけまする」も務めている写真もありまして、
つくづく、当時の高島屋の位置付けというものの高さが偲ばれます。
復活初演時の鳴神上人は今ほど化け物じみた顔の拵えではないのですね。

あ、「御浜御殿」の観能の催しは元々「船弁慶」だったとな。今はすっかり
「望月」で定着してますけど、意外な側面。

赤毛物も多くやっている方ですが、「オセロオ」の写真はなんと申すべき哉。
言葉が見当たりませぬ。
歌舞伎座の絵看板に「ジュリヤス・シーザー」がかかるなどというのは、今では
到底想像もつきませんが、それだけ当時は企画側も大らかであり、役者の熱も
貪欲だったのだろうなぁ。と、それを考えると今は色んな意味で硬直化してる
なあと思わざるを得ず。
赤毛物でなくとも所謂「書き物」もこの頃は飛躍的に多くなった時代でもありますし。

一つ一つ書いていくとキリのない深い展示内容でありました。

| 歌舞伎・文楽 | 22:20 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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茂山千之丞さん訃報

こう言ってはなんですがまさか兄上の千作さんより先とは…
絶句。

千之丞さんの舞台は過去結構な数を拝見いたしました。
新作の狂言も積極的にお作りになっていたし、今様にも通じておりましたし、
「上を向いて歩こう」の小舞仕立てや「無布施経」一人舞台など、
本当に破壊力あるバイタリティの反面、演劇理論なども独特の視点をお持ちの
方でした。

茂山千五郎家の中、とは言わず、昨今の狂言界ではある意味一番の「突破者」
だったような気がしてなりません。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

花は…迷ったのですが、千之丞さんというとこの花かと思って。

                  タンポポ

| 能・狂言 | 23:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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