花月草子

清涼山の御亭

2010年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年03月

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天晴れ一番手柄 青春銭形平次

時専もまたえらいものを発掘してきましたねぇ…
主演が京屋の銭平…といっても実際の撮影時は明石屋なんだけど。
しかも八五郎が伊藤雄之助て、ちょ、それwww
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| よしなしごと | 23:14 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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後悔していること

私の祖母(同居していた父方祖母)は幼時から十六世文字太夫に師事して
常磐津を続けていた人でした。
後に息子さんだった小文字さん(現十七世文字太夫)が父上から
「弟子を取ってもよい」
との許可を得て、まずは父上のお弟子の中から御めがねにかなった何人かの
高弟さんが小文字さんの元に移りました。

祖母もそのうちの一人であり、「文字」のつく名を頂き、師範免状を受けて
いましたが、さりとて自ら弟子を取るわけでもなく、終始麻布の宗家に出入り
していたような記憶があります。
協会の催しで舞台にあがる際にも、いつも小文字さんのお相手をして、「将門」
やら「戻橋」やらつとめておりましたからまぁまぁ力はあったのでしょう。

そんな祖母ですので、私が中学生の頃「教えてみよう」という考えを持ったのも
ムリからぬ事。
三味線はある程度まではクリアーしましたが、語るのは苦手でした。
難しい年頃の中学生に「語れ」と言われてもあの独特の声を出すのは恥ずかしいですよね~
しかも内容にしても、男女の色模様ものが多いですしね~
というわけで私は中途半端で逃げてしまいました。

今になって思えば教授料ナシで宗家の孫弟子として続けることも出来たのに
つくづく惜しい事をしました。<タラレバね。苦笑

| よしなしごと | 15:39 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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老いの波 越えて藤戸の明け暮れは

二月の国立定例公演です。

『鶯』で萬さんが持っていらした鳥籠は御殿虫籠の大きなタイプの様。
ていうか、アレは虫籠ですよね。見た目重視か?
でも、より風雅な雰囲気が伝わって良いですね。
梅若殿の家来に陣笠に陣羽織という騎馬武者姿のいでたちは他に例がないような。
成立した時代背景を感じさせます。
和泉流にしかなく、近年途絶えていたものを最近掘り起こして以来、あちこちで番組
に見かける機会が多くなった気がしていましたが、どうなのかな。
美しい稚児の梅若殿と鶯をめぐる大人の滑稽なやりとりが嫌味なく仕上がっています。
でも、最近万蔵さんが苦手な気がしてきました。
なんだか眠くなるのです。相性が良いという裏返しなのかもしれませんが…<苦笑

『藤戸』
高井先生がやけにさかさかと素襖の袴をさばいて足早に出ていらしたのが気になる。
中啓を持つ手もふるえ気味で、ワキツレも含めての次第はガチガチでした。
ワキの語りモノだし緊張するのかも…などと考えたり。
豊嶋先生はまた随分と小さな唐織を無理して着付けているなぁ。とそこに最初に
印象が行ってしまいました。
でも、始まってみるともうそんな事は本当に些細な事でしたね。
盛綱の語りに息子がいざ殺されなんとする場面
「~かの男を取って引き寄せふた刀刺し~」
から前シテの面がどんどん表情が変わってくる。ギリギリと眉間に皺をよせるように
変化し、また泣き崩れていくのが実感できて、話がぐぐぐっと盛り上がってくる。
素晴らしかったです。

「よしなし何事も前世の報いと思い候へ」
思えるか!
盛綱テメー何勝手いってやがる<どうどう

失礼しました…

老母が自分も死にたいと捨て身で盛綱の太刀を奪わんと駆け寄ってくる所では
さっと「駄目だ!」と制止していましたが、このあたり、下宝ではシテがどう
向かってくるかで盛綱の止め方も変わるらしく、今日は豊嶋先生というか金剛の
型に合わせたのですね。
高井先生は今日は大分閑先生を意識していらっしゃるな。という印象を受けました。
もちろん教えて下さるのは閑先生なのですけど、その受けた教えを誠実に守って
つとめているように見受けられました。
(なので、多少の硬さは仕方ないですが、実際に良い盛綱だったと思います)

アイの扇丞さんが今日は良かったなぁと。老母をいたわる気持ちが現れていて。
戦という常の状態でない中で老母の息子を殺して結果手柄を立てた主人の立場を
肯定し、また今、老母に責められて後悔の念に捉われている盛綱の気持ちも充分
汲みながら、そこをコンコンと諭していくんですよねー。
罪な役回りだけど…

後シテの漁師の恨みを一身に受けながらも心からの供養の気持ちに、荒れる魂は
次第に静かに静かに成仏の道を辿り始める。
そこを安易と言う勿れ。
盛綱のこの供養には老母から受けた衝撃的な思いを受け止めた真の懺悔なのだと
思わずにはいられないのであります。

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| 能・狂言 | 23:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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御身がはりに立ち参らする上は 今後後世の面目なり

横浜能楽堂での連続企画公演のうち、今回は第五回にあたる喜多流の『攝待』
横浜能楽堂

横浜能楽堂に参るのは寡聞にして今まで機会なく初めてです。
文献にも名をかしこに残す、かの「染井の舞台」を見るのも楽しみに…
と思っていたんだけど。
見所に入ってみて、確かに舞台の建材が古いものだというのは良く判ります。
拵えも相当だ。というのも判ります。
でも、木造の建物というのはどんなカタチであれ、それは「生き物」と同じなので
あって、単に移築して時折使っている。というだけでは意味をなさないのでは。
確かに公益法人として企画や貸し舞台として使われてはいるのはそれなりに意義
のある事だとは思うのですけど。
木肌が年月の光を失ってしまっているものね。

上原まりさんの琵琶も初めて拝見するのですが、正直こちらもピンとはこなかった
かなぁ…
お上手だとは思うけど、これは深く突っ込むより、単純に「感性の違い」で逃げる
しかないですね<苦笑
曲は『義経記 巻第八 継信兄弟御弔の事』(多分、岩波版。かな<アテにしないで)

さて、『攝待』。
喜多流ではこの十五年ばかり上演がなかったそうな。意外な気もしますが。
そのせいかしらどうなのか、増尾、鷲尾以外の郎党の平均年齢低し。<所謂「息子世代」
この若い郎党を率いるワキの武蔵坊福王茂十郎先生やいかに。

不安は見事に的中… orz
緊張感のない山伏軍団になってしまいました。
なんというのかなぁ。全体的に散漫。型だけなぞってやってるようで継信の死に
触れても貰い泣き感が伝わらないというか。
なまじ香川先生が感情を堪えた老尼を好演しているので、かえって上滑り。

鶴若の友枝雄太郎くんも今日は足が痺れたのか、山伏に酌をしてまわる所で立ちあがる
際にバランスを崩すなど、らしくないところもあり。
そこで保っていた気を崩してしまい最後まで持ち直せなかったようにも見え。
ただあの背格好になって鶴若はどうなのかな。もっと子供でも良いような気がします。
その方が健気感が伝わると思うんですが。
かわったところでは観世流だとアイになる所(佐藤荘ノ男)がツレ扱いでシテ方に
なるのが面白い。

なんというか、奥歯にものの挟まったような。かゆいところに手が届かないような
このもどかしさはいったいナニ?

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| 能・狂言 | 22:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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福聚の舞

浅草寺の古式追儺節分会に参りました。
豆まきを見物に来るのは何年ぶりでしょうか。
浅草寺、浅草神社にお参りをすませますと、東側玉垣にオヤという
奉納提灯が張られています。
大和屋 中村屋

楽と金棒引きを立てたお練行列と本堂でのご祈祷を済ませた年男の皆さんが
「千秋万歳 福は内!」
と唱えながらの豆まき。
細かいところを見るととても手のかかった仕度がされていて、ため息もの。
後ろに見えている足場は、ただいま本堂の改修工事が行われているためです。
仕事師さんが高張を 白組年男の皆さん

つづいて寺舞の七福神『福聚の舞』。金龍と白鷺の舞は過去に見たことがありますが
こちらは機会がなく、今日はじめて。こちらが目当てといっても過言ではないかと。
大元は市村座の幕開の舞狂言でしたが、永らく途絶えていたものを昭和三十九年の
宝蔵門落慶に花を添えるが如くに寺舞として復曲。
作詞:竹柴蟹助
作曲:杵屋勝五郎
振付:花柳輔三郎
作調:望月太左衛門
というそうそうたる顔ぶれを揃えて作られた舞は、カブリモノはともかくとして
(あのカブリモノに目が惑わされるのは否めないのですけど…<笑)
少し舞台用に手直しして玄人が演じれば、歌舞伎座でかけても遜色ないような良い
出来になるのでは。
実際に舞っているのは恵比須と大黒だけなのですが五つ頭っぽい節もあり、はたまた
「ずぼんぼえ~」な節もあり、楽しめました。
恵比須大黒01 恵比須大黒02
七福神

世の中にはまだまだ知らない事がたくさんあるものです。
そしてお約束の福豆とおこし(笑)
福豆におこし

| その他邦楽など | 17:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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