花月草子

清涼山の御亭

2009年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年07月

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俳優祭TV中継

・狸八島はどう見ても狸さんチームに軍配。一部除く<爆

・女方の「おまつり」は神輿担ぎ手の私から見ても結構ツボをおさえていて
 舞踊の仕草という点を差し引いても、ある意味リアルでした。
 踊りそのものは…まぁ、お祭りですので…

・灰被りのガラスの扇の舞が一部、虞姫の剣の舞でしたよ(笑)

・久々にムルギーランチが「無性に食べたい」衝動に駆られています。
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| 歌舞伎・文楽 | 01:46 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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舞楽-“常の目馴れぬ舞のさま”-

懸念されていた予定は不測の事態が起こり、小劇場に来ることができました。
劇場入り口に来るとガラス扉には「満員御礼」の札が。
ああ、前売りに参戦しておいて良かった…

開演前に東京の東儀俊美先生と南都楽所の笠置侃一先生とのお話が
ありまして、東儀先生の玉虫色の装束と笠置先生の藤立涌の直垂が
対照的でなかなか。
(というより、どこの“いとこい師匠”が出てきたのかと思いました<爆)

・左方壱越調 『蘭陵王』 一具(「嗔序」「荒序」舞:復興初演)
 小乱声・陵王乱序・囀・嗔序・沙陀調音取・荒序・当曲・安摩乱声
・右方高麗壱越調 二人舞 大神流 『落蹲』
 小乱声・破・急

たまたま今回は席が前から2列目だったのですけれど、実質龍笛の音頭であった
芝先生の目の前でしたもので、うっとり拝聴しました。
煌びやかな陵王面と比べると、後の荒序面は細面でスタイリッシュな面だった
気がします。両方とも住吉大社からお借りしたものだそうな。

『蘭陵王』
乱序の後、囀の所でシン、とした無音の中、ただ一人舞人が舞い続けるという
のが印象的。また詞を読み上げたのは芝先生でした。
龍笛の追吹がとても綺麗でした。近くに座らせて頂いていて実感しました。
主管から二人目の助管、三人目の助管…という微妙な重なり具合が大層
気持ちよく耳に響きます。

荒序の舞は開演前に東儀先生が述べておられましたが、今回は手探りで
「荒」という名の割には少しおとなしめの舞になったとの事。
なるほど、勇壮、というには少し物足りない部分あり。
とはいえ、その足りなさ加減は当曲で充分盛り返しまして、ああ、でもしかし、
私の前日までの疲れが…最後の最後、安摩乱声で出てしまいました。
あの楽太鼓と鉦鼓の四拍子のリズムでつい、何度かカクッと…orz

『落蹲』
要は納曾利です。「舞の途中で跪く」手が多いのであちら(南都、天王寺)では
「落蹲」と名がついているそうで、見ているとああ、確かに東京で見る納曾利より
そういう手が多いかも、と。他にも細かく違いはあるようで、興味深く拝見。
というつもりでしたが、
言いたくないんだけど、南都の舞人は二人とも空中姿勢がまずかった。
軸足と上げた足がお互いぶるぶる震えて、さも「早く脚を下ろしたい」感がミエミエ
だったような。
破で一臈が肩で息をしてため息をついていたとか、見ていられない。
連吹で一臈が退場する際にも見ている方がドキッとする場面がありまして、
三ノ鼓を打っていた笠置先生が終始心配そうな顔をなさっておられたのが何とも…

南都楽所のさらなる鍛錬を期待する会になってしまったような。(´・ω・`)

あ、陵王は良かったです。細かいことはヌキにして。

   蘭陵王     納曾利

  

| 雅楽・舞楽 | 23:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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かくて時過ぎ頃去れば

日経の企画も三年目。
本当は今日はここにいるべき筈ではなかったのですが…<汗
○列12番という絶好の番号だった事もありますが、シテが友枝先生
では放棄するに忍びなく。

『萩大名』は萬さんの大名がたっぷりとした貫禄でもうしこたま
笑わせていただきました。
ちょっと普段より長めでしたか?しかしそんな事が気になるわけもなく。
今日は野村萬家が演じますので太郎冠者は最後まで教え終わることなく
呆れて帰ってしまうので、萬さんが一人で
「太郎冠者の向こう脛~!!」
最高でした(笑)

お能は『邯鄲』。友枝先生の邯鄲は以前、ノーマルヴァージョンで拝見した事が
ありますが、今回は「傘之出」の小書で。
白い長柄の傘がこれから起こる不思議感と怪しさ感を増幅しているような。
「いまだ日は高く候へども」が「また村雨の降り来たりて候程…云々」と
傘一本で解釈が大分変わるのですね。
そぼ降る。あるいは気まぐれに吹き付けるような村雨か、気分的には後者。

宿について傘を女主人に預けてからの展開は別段特に変わりがありませんが、
勅使の閑先生が中啓で盧生を起こす間の取り方が実に美しい。
中啓で大宮の台を叩いたその時から栄華の頂点を極める人生が始まる周囲の
変化が煌びやかにうつろう様が見事。
つけている装束は変わらないのに喜びの舞を舞っている最中はきらきらと正に
帝王然とした様子。
なのだけど、空下リの際、一瞬現実に戻りかけそうになるのは、息をのむ絶妙の
タイミング。
ああ我々が転寝などしていて、カックンていっちゃうあの感覚なんでしょうねぇ…と
改めて思ってみたり。

女主人に起こされて、夢から覚めた盧生。寝ぼけ眼から徐々に通常の思考
に戻り、悟りを開いていく間の間のツメ方に見ている方も緊張する。
枕の見せた夢に自分の行くたてを思い、預けた傘を受け取りますが。
女主人は傘を渡しながら
「近頃祝着申して候」
と声をかけるのは盧生の思いの変化の様を見てとったものか、それとも
あらかじめ知っていたのか。橋掛リで再び、
「又こそ御出で候へや」
と声をかけるのはまだ何か含む所があるのか。

謎にみちみち、不思議な舞台でした。

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| 能・狂言 | 23:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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雅楽鑽仰コンサート

藝大美術館で開催中の「尼門跡寺院の世界」展の連動イベント。
上野の旧奏楽堂にて。展覧会半券で入場できます。(あるいは入場料千円)
しかし、問い合わせ先は藝大でも展覧会のプロモート先でもなく、
大概の人が混乱していた模様。
藝大美術館のパンフ置き場で気づかなかったらスルーですわ。
コンサート主催者側の手際が恐ろしいほど悪く、一応事前に整理券を
配ったらしいのですが、そんなものどこにも書いてなかったし!
とにかく主催者側のやり方がお粗末すぎて、とても納得いかなかった。
並んでいた人たちからもブーイング続出。
多分、列の途中で切られて入場できなかった人も多いのでは。
私は運よくもぐりこめたけど。

旧奏楽堂 ホール内シャンデリア

さて、イベントそのものは画期的といえば画期的。
コロンビア大学のアメリカ人の学生さんたちが、古典雅楽を演奏します。
・平調音取、越天楽
・鶏徳
・嘉辰(朗詠)
・陪臚
いや、確かに二年前から始めたばかりの集団にしてはよくやっていると
思います。西洋音楽オンリーともいえる環境(当たり前なんですが)で
大学生になるまで育ちながら、異国のまたよりによってこんな特殊な
ジャンルに立ち向かうには相当の努力がいったと思います。
だから、演奏技術の未熟さそのものより、心意気を買いたいと。

や、でも結構マトモにやれていましたよ。
ただ龍笛3、篳篥1、笙3てのはアンバランスだったと思います。
龍笛2、篳篥2、笙3くらいにしておけば丁度良かったのではないかと。
龍笛が多い中、篳篥一管だとやはり押されてしまう。
『鶏徳』から日本人の指導者三名(伶楽舎)がサポートに入り多めの構成に
なり篳篥が計二名になったので、そこあたりからはまあ締まった形になったかなと。
(仕方ないですねこれは)

『陪臚』は楽箏、鞨鼓、楽太鼓、鉦鼓などに先の伶楽舎の三名に
国立音大のOBなども加わり、結構良い感じになりました。

休憩を挟んでの第二部に関しては、あえて詳しく書かないことにしておきます。
第二部は日本人による…現代曲の演奏だったのですが、これはもう、
我慢大会でした。
それわざわざ雅楽器でやる必要あるの?という感じ。

終演後は通路に本日演奏をなさったコロンビア大学の皆さんが並んで
お客様の見送りに出ていました。どの顔を見ても「やり遂げた感」があって
ほほえましく、これからも続けていって更なる技術の向上を願うばかりです。

| 雅楽・舞楽 | 22:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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