花月草子

清涼山の御亭

2009年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年06月

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花ぞ散りける 花ぞ散りける

第二十三回になります、二人の会です。
今年は十二月の二回とも宝生能楽堂にてお互いに舞囃子『猩々乱』と
『道成寺』とををなさる試み。

舞囃子『猩々乱』はまず香川先生。
拝見しながらいつも思うのですが、香川先生の袴能て見てみたいなーと
思うのです。もちろん装束をつけての通常の演能も素晴らしいのですが…
海の上をツツ…とすべり行くような流レ足や蹴上などひとつひとつが綺麗で。
香川先生の表情にも張り詰めたものが見て取れて、お囃子もぴたっと合って、
ああ、今日は一日良い舞台になりそうと思える舞台の幕開けとなりました。

狂言は『夷毘沙門』を山本家の若手の皆さんが。
婿入りとなりますとねぇ。毘沙門様も頼りになりそうだけど、先々の安定と
便利な都会暮らし、という観点では夷様も魅力的。<現実的
夷様の抱えている鯛が口先が妙にすぼまった拵えになっていまして、
「カワハギ?」
とか考えてしまいました。
主後見は若松さんでしたが、夷様の床几は東次郎さんが担当して
いらっしゃいました。

休憩は番組表では二十分のところ、少し早めの進行になってしまった事も
ありましてか二十五分に調整して、三時半から『道成寺』。
なんというかな。松田先生の笛が凄く、もの苦しげな響きになっておりまして、
次第からなにか「良い意味」での密な重苦しさ漂う舞台。
閑先生率いるワキ僧も静かに静かに。
能力に運ばれて鐘がやけにリアルな拵えの梵鐘でした。
乳がついて、帯もついて、池には唐草模様。撞座まであしらってありまして、
今までここまで凝った鐘見たことない。と思うほど。
前シテの面は今回、大変古みを帯びた曲見で、普段良く見かける増より
情感というか、なにか押し殺しているものが。
乱拍子の間は自分の喉を動かす音でさえ耳に響く位にシンと静まり返った
空気の中、飯田先生のかけ声が響き、白拍子がジリジリと鐘に近づいて
行く緊迫感は流石。
閑先生の語リは切羽詰まった感の抑揚がなんともえず、観ている方を
ぐいぐいと舞台の世界へ引き込んでいく感じが。

鐘が上がった後、後シテと僧のイノリはですね
若い先生の披キに見られがちな
「どうして私の邪魔をするの!やめてよ!そこをどいて!」
という稚さのある雰囲気ではなく、
「何故妾の邪魔立てをいたすか。退け!退かぬか!ええい、許せぬ!」
な鬼気迫る、いや、観てる方が痛々しいと思う程に蛇体の鬼女の哀感が
にじみ出ていましたね。いやー凄い。
そしてその蛇体をなんとか鎮めようとする閑先生。
後見の友枝先生もなにやら身を乗り出し気味で見入っておられるようでした。

いったい十二月はどんな舞台、どんな道成寺になるのだろう。
入り混じる複雑な期待感。



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| 能・狂言 | 20:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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あら?

彦根に行く話は、妙な話の展開になり、
ボツになってしまいました… orz

いえ、わたくしがお間抜けさんだったのでございます…
自分でも未だなぜそんな事になったのかよく把握できません<苦笑

| 仕舞・お稽古 | 23:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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時間があったので

今日は他の先生のお社中のお浚い会が催されている、との事で
午後から伺ってきました。
と、いっても三時からはNHKで『賀茂・御田』の放送がありますので
それまでには戻ってこようかな。というつもりでしたが、
中で番組を頂いたところ、中ほどで大先生の『頼政』のお仕舞がありまして
そこまで粘って、のち何組かお仕舞のお弟子さんのところが終わってから
家に戻ることにしました。

うーん、大先生の源三位はやはり素敵でした(笑)

| 仕舞・お稽古 | 19:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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身体というのは現金なもので

甲状腺の調子はかなりよくなってきました。
三月の頃にはどうにも脚の筋力がガックリ落ちて、正座した所から
立ち上がれず、仕方なしに床几を使用させて頂いていたのですが、
この頃心拍数や血液中の数値も落ち着いてきまして。

そしたら、また特に鍛えなおしてもいないのに立てるようになりましたよ(笑)

実は来週彦根のお城の舞台で社中の先輩方も参加してのお浚い会が
あり、当初は私もエントリーする筈だったのですが、お話があったのが
丁度病院に通い始めた頃でしたので、先も見えなく、辞退させて頂いて、
後の観光だけついていく事にしたのですけど…

ちぇ~、こんなことならエントリーしてれば良かった
…て書いても後の祭り<苦笑

| 仕舞・お稽古 | 23:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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一樹の蔭一河の流れ

国立の五月定例公演です。

と言っても、会社を出るのがぎりぎりになってしまったので、
能楽堂に着いたころには既に『鬼瓦』が始まっており、人をかきわけて
席につくのも何だかなと思って、
向日葵で軽い食事を取りながら中の舞台はモニターで見ておりました。
あと五分着くのが早かったらなー…言っても詮無いことながら。

『山姥』はまずお囃子の先生方のお調べから、舞台に登場しての次第が
素晴らしく。なんとも言えない均衡がこれから始まる舞台の緊張感をさらに
煽るようで重厚かつ渋い音色でした。
工藤先生率いるワキ次第も気持ちよく決まっていました。
山中一夜の宿を提供するかわりに都で評判の百魔山姥の曲舞を所望する
本田光洋先生の前シテの女はなにやら凄絶なまでのスゴ味漂う風情で
ありました。幕内からの
「なうなうお宿参らせうなう」
から、橋掛りを通って行くまでの一歩一歩が凝縮されている感じがして。

後シテはげにも恐ろしい姿…なんだけれども、表面の恐ろしさは感じなく、
むしろ壮大な山の気を背負う人智を超えた存在。という内なる姿が押し出され
ていましたね。
時として人里に現れて難儀している人間を助けてやる優しさもあわせ持つ姿。
静かな中にも張り詰めたクリからクセにいたる間。また一転カケリになって
からの山廻りの激しさ。
山の自然の力を現したような本田先生の山姥にはただただ敬服するのみ。

最後の橋掛りでの止拍子の際は、これからまた深い山の中に戻って行く
孤独な寂寥感に満ちた様子での印象深い終局となりました。


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| 能・狂言 | 23:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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挿頭花の花も志をしを~

なんだかアレヨアレヨという間にいろいろと話が進んで、
『羽衣』のお謡を期間限定お稽古ということになりました。

さすがに『羽衣』自体は何度も舞台を拝見してるので、「なんとなくの流れ」
というものは判ってるつもりなのですが、実地では
呂の声が出ません …orz
註:呂音-ヨワ吟の七つ八つある音階のうちの一番下の音。絶対音階ではなく
相対音階なので、調節しようと思えば出来ないこともないけど、私はそのレベルにない


「やってるうちに出るようになります」と先生は言ってくれますが…
上音をもちっと高めに設定した方が良いのかな?
元がハスキーなので、そこから更に下がる音は苦手なのであります。
悩みはつきなく<苦笑

| 仕舞・お稽古 | 20:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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