花月草子

清涼山の御亭

2007年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年11月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

第二段階

宮島から帰って、というよりも羽田からお稽古場直行です。
遅刻やむなしといった体。

『経正』は「鳳凰もこれに愛でて~」あたりですが、今日からカマエの型を初心者
向けからすこし直して頂きました。
なんとなくカタチがそれっぽくなった感じもしないでもありません。

さて、この曲、この辺りまでは今までの紅葉狩や船辨慶などと同じ様な動きで
きていますが、形付を見ればこの後、後半から朱の筆の嵐でございます。
無事に乗り切れるか私。厳島から平家の公達が誰か憑いてくれてると大変結構
かもしれませんが・・・<苦笑
スポンサーサイト

| 仕舞・お稽古 | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

池の面を見渡せば、おりふし秋の末なるに

『第11回 友枝昭世厳島観月能』に宮島まで行ってまいりました。
今回、春に友枝先生の会を観に行った折、当日頂いたチラシの中に、あちらの
地元の代理店ツアーの案内が入っており、こうした催しは中々機会が少ないので、
これ幸いにと母と申し込んで、会社にはお休みを貰って出かけた次第です。

受付には早い時間から当日券を求めての列が出来ており、私共前売り組は鹿に
戯れ(襲われ?)つつ、受付テントの前で日暮れを待ちます。待つうちにみるみる
潮が満ち始め、今まで砂地だった所にヒタヒタと海水が回り始めます。
今日のお能のため、厳島神社の一般参観は5:30までとなっていましたので、
知らずに来た観光客の方がとまどう場面も。

禰宜さんによる橋掛の雪洞への火入れ式が終わると、暗い海面から能楽堂が
浮かび上がるようにライトアップ。けして派手なライトではなく、水面の揺らぎが
舞台に映って非日常的に幻想的。
こちらの能楽堂は海上ということもあって、切戸口は形だけあるものの、後見や
地謡の先生方も橋掛からの出入りとなります。

お仕舞は粟谷明生、粟谷能夫、出雲康雅の3先生による
『阿漕』、『玉葛』、『敦盛キリ 』です。
そうですね、厳島で、となると敦盛は平家の若武者らしいキリの方が
相応しいのかも。クセは須磨の地が強調されっぽいし。

さて、お仕舞が済むと、いよいよです。
この度の演目は『自然居士』。パンフによれば、通常喜多流では子方は少年姿
だそうですが、今回は舞台に色どりを添える為に少女姿で勤めるとの事。
うむ、確かに、居士も人買いも装束が地味目ですものね。
朱に金糸が映える装束の「幼き人」が舞台に進むと、そこにポッと花が咲いた
ようです。とはいえ、居士とても放下の「青年僧」という設定にはありながら、
かける面は「喝食」。
少年から青年になろうとする年頃という事で、少年の美しさも、青年の凛々しさも
併せ持つという趣の役柄といいますか。
人買いが少女を助けようとする居士を打てなかったこともさもありなん。
美しい青年僧が舞う姿を所望するのに「嬲ってやろう」というのは、やはり
口実としか思えません。

本日は大鼓の亀井広忠先生が大変な熱の入り様で、中之舞からの緊迫感が
とても印象強く残りました。
袴が濡れるのも厭わず人買い舟に追いつき、というのは事の外、この海の舞台に
あっていて、また人買い問答の刻々とした状況に合わせるように舞台に打ち寄せる
さざなみの音が事の外舞台を盛り上げる様。
中之舞から曲舞、ささらを摺り、鞨鼓を打ち、忍辱に耐え、結果人買いもついには
折れ、居士は少女をつれて橋掛へと消えてゆきます。

空は昼間と違い、薄く雲が一面にかかってしまいまして、生憎と月の顔を拝む
事は出来ませんでしたが、貴重な一晩を過ごさせて頂くことができました。

≫ 続きを読む

| 能・狂言 | 23:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

茂山家 ヨコスカ・コレクション

横須賀芸術劇場にて。古典狂言に新作まで、茂山家の幅広い五番立て。

えー、ちょっと今あのお家いろいろとまあナンですが、今回の番組には当初より
差し障りなく。
第1部は『寝音曲』、新作『狐狗狸噺』。
休憩を挟んで第2部は『無布施経』、新作『空桶』、
最後に謡-室町歌謡組曲『遊びをせんとや』+附祝言

第1部開演前の説明は宗彦さん、童司さん・・・説明と言うより漫才ですが。
不思議というか絶妙というか、そんな間のやりとり。ボケとツッコミがはっきりしてて、
イマドキの若手芸人にも見習って頂きたいものです。狂言師辞めても食っていけるかも。

『寝音曲』は主人に七五三さん、太郎冠者にあきらさん。
あきらさんはこうしたある意味「突飛」な太郎冠者をやらせるといつも良い感じ。
顔つきが至極硬質なものがあるだけに大崩れする時のギャップが良いのかも。
(このあいだの『梟』の山伏とか)

『狐狗狸噺』は逸平さんがパリから先日帰国して以来、私は初めて見るのだ
けれども。なんだろう。舞台行儀が以前よりとても良くなった様に感じます。
変な「若気のいたり」的な雑味が少なくなった様にも。
この演目は新作なので、結構ぎりぎりまでお稽古が続いていたとのことですが、
内容は「外国(とつくに)の都にて変事が起こり、長引く景気の低迷で」
ヒマを出された太郎冠者(逸平さん)が一人とぼとぼと歩く山道で色々な動物
(女狐、山狗、狸)に化かされ、動物同士も化かし化かされ、その会話の端々で
現代の世相を皮肉ったもの。
「失う物は何もない」太郎冠者。現世にもいますな。我々も他人事ではありません。

休憩を挟んで第2部は逸平さんと童司さんの前説(て、ゆーの?アレ<笑)
に引き続き千之丞さんの『座・狂言-無布施経-』
無布施経はおなじみの演目ではありますが、今回は千之丞さんの一人語り。
えーと、舞台の上に緋毛氈と紫のお座布がありまして高座風味。
(いや、どう見ても高座)
千之丞さん芸炸裂といったところですが、んー、わからない人にはちょっと
辛い演目かも。
私の隣にいた男性は終始どこで笑ったらいいのか判らない様でした。
勿論判っている人はいつものツボで笑っておりましたが。

さて、新作『空桶』。空桶と書いてカラオケ(笑)
歌う事の大好きな所の男「千五郎」(ププ)が自宅で練習すると妻に「ミソが腐る」
と叱られるので、ドブ板通り(爆 大阪公演だと「道頓堀」らしい)の怪しいカラオケ屋
を訪ね、カラオケ屋の女主人(七五三さん)と大いに歌って盛上がり、
「出町柳のジュリー」 の名に恥じぬ姿を披露。
渡り鳥はぐれ鳥からスタートし、サブちゃんの「帰ろかな」とかまあ色々。
二人でツレ歌と称して「男と女の恋遊び(ラブゲーム)」を熱唱中に怒った妻登場。
ダンナを散々叱った挙句が女主人にマイクを勧められ、歌ううちに女主人と
意気投合し伊勢崎町へ乗り込んでいく二人と取り残された男。
(ちなみに二人が一緒に退場する際、『蝸牛』の「でーんでーんむっしむしー♪」
に合わせて 「カーラオケ、歌いましょ~♪」 というのがなんとも脱力。
スクリーンには室町言葉に訳した歌詞がうつり、舞台上にはミラーボール。
狂言というより新喜劇(ホメてるのよ<笑)いや、笑った笑った。
コレ、本当に千五郎さんじゃないと出来ない演目ですね~はっはっは

最後に『遊びをせんとや』室町の今様歌謡ショー。
正直、今様の歌詞カードが欲しかった・・・・
千之丞さん、「上を向いて歩こう」を小舞にしたててしまうところがホントにこの方の
バイタリティーは凄いなと感じさせられる所。
会場のお客さんが茂さんの指導(?)で起き上がり小法師を一緒に。
しかしアレは男と遊女の歌ゆえ・・・客席にいて個人的には少々こっぱずかしい
気が。<苦笑

何をさておいて、やはり今回は逸平さんの変化が顕著でありました。
声の張りも良く、しっかりした落ち着きが感じられまして。
近年色々と思う事もあったのでしょう。
だから兄者もがんばれ。

本日の番組は後ほど。



| 能・狂言 | 23:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

索々として秋の風

経正のお稽古に入りました。クセです。
琵琶の上手でもある経正は、敦盛の兄にあたります。
名器「青山」を御室の御門跡覚性法親王から賜りますが、源平の戦に臨むに
あたり、後の御門跡に青山を託して散っていった公達ですが、
この演目の季節はちょうど秋九月の作品になります。旧暦では丁度今頃です。

さわやかな心持ちで・・・やっちゃいけないんだろうなぁ、やっぱり<苦笑

以前、雛道具をちまちまと増やしていた頃、琵琶がどうしても欲しくて、
某フィギュアメーカーから発売された琵琶を改造した事がありますが、
改造する前の、元の設定が青山でした。
撥面には平家琵琶独特の「月」もついていたのですが、雛道具ですからやはり
「楽琵琶」にしたくて、月を削って、平らにし、塗料を塗り重ね、他の御道具に
あわせて金で牡丹を描いたりなどしました。
それを2棹作って、『玄象』『牧馬』と勝手に名づけています。

今から考えると青山の形のまま、もう一つ持っていてもいいと思うのですが、
法親王から賜った青山に「月は無いだろう」と思うのですよねぇ。
「平家琵琶」が成立したのは鎌倉時代以降ですし。
もう1棹入手してもやっぱりまた月は削って塗りなおしかも(笑)


| 仕舞・お稽古 | 22:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

いとあやしう

前回のお稽古から3週間が空いてしまいました。
(さぼっているわけではなく、日程がそうなっているだけ<苦笑)
色々とこの間忙しく立ち動いていたというのもありますが、さすがに3週間も空くと
船辨慶も怪しげになってきます。
この間までほぼ連続の週でお稽古が入っていた事を考えると、気が抜けがちになる
というもの。ああ、まずいまずい。

明日は船辨慶自主トレに励む事にします。
終わってしまってる曲だから、別にそんなに励むことも無かろうとも思われますが、
動きの流れはキチっと覚えていませんとね。

そういえば、広島の旅行会社から厳島観月能の航空券とチケットが送られて
来ました。
こちらの行程も考えないといけませんです。
10月後半はえらいハードです。

| 仕舞・お稽古 | 23:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。