花月草子

清涼山の御亭

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福聚の舞

浅草寺の古式追儺節分会に参りました。
豆まきを見物に来るのは何年ぶりでしょうか。
浅草寺、浅草神社にお参りをすませますと、東側玉垣にオヤという
奉納提灯が張られています。
大和屋 中村屋

楽と金棒引きを立てたお練行列と本堂でのご祈祷を済ませた年男の皆さんが
「千秋万歳 福は内!」
と唱えながらの豆まき。
細かいところを見るととても手のかかった仕度がされていて、ため息もの。
後ろに見えている足場は、ただいま本堂の改修工事が行われているためです。
仕事師さんが高張を 白組年男の皆さん

つづいて寺舞の七福神『福聚の舞』。金龍と白鷺の舞は過去に見たことがありますが
こちらは機会がなく、今日はじめて。こちらが目当てといっても過言ではないかと。
大元は市村座の幕開の舞狂言でしたが、永らく途絶えていたものを昭和三十九年の
宝蔵門落慶に花を添えるが如くに寺舞として復曲。
作詞:竹柴蟹助
作曲:杵屋勝五郎
振付:花柳輔三郎
作調:望月太左衛門
というそうそうたる顔ぶれを揃えて作られた舞は、カブリモノはともかくとして
(あのカブリモノに目が惑わされるのは否めないのですけど…<笑)
少し舞台用に手直しして玄人が演じれば、歌舞伎座でかけても遜色ないような良い
出来になるのでは。
実際に舞っているのは恵比須と大黒だけなのですが五つ頭っぽい節もあり、はたまた
「ずぼんぼえ~」な節もあり、楽しめました。
恵比須大黒01 恵比須大黒02
七福神

世の中にはまだまだ知らない事がたくさんあるものです。
そしてお約束の福豆とおこし(笑)
福豆におこし
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| その他邦楽など | 17:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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神楽坂伝統芸能2009 雑録

例えば我々が能舞台に上がらせて頂く際には(稽古なり、お浚い会なり)、
「眼鏡等は外して下さい」
って、言われるんですけど、長唄やら他ジャンルの人はいいの?
とか、色々と細かく気づく事が多くありました。

今回、揚幕から出入りした方々はお能のシテ、ワキ、お囃子方の先生方、
はまあ当たり前なので、やはり雅楽は烏帽子や装束つけていらっしゃるし、
大物の楽器もあるので揚幕での入退場となりました。
他にはお姐さん方も踊りの進行上、揚幕より。
かたや、長唄、新内などに出演された方々は切戸から。
いやあ、自分の事のようにハラハラしてしまいました。
アレはねぇ、判ってても、くぐるのが難しいです。
ましてや、初めての方も多いと思うので。

山瀬松韻師匠の黒留袖の絵端が桜に火炎といった素敵な柄だったのですが、
でもカタギの人は着れない柄だなぁ、と思いました。(笑)
芸事の人しか着るのはムリっていう柄でしたね。松韻師匠は上品な顔立ちの
方なので、なかなか意表をつかれたというか。

長唄の扇の構え方って、喜多流と同じような「草の構え」なんだ。と。
今頃気づきました。<遅い!
(我々は「真の構え」で持ちます)

今回は普段、能楽堂ではあまりお見かけしないお客層でしたので
(それはそうであろう。こういう会ですから)
たとえば、いくつか先の椅子に玄人のお姐さんが座っている、とか
旦那衆などとお見受けする方も多く、
種々舞台を普段から見慣れていらっしゃる方が殆どのような感じがしました。
ですので、雅楽や長唄、新内、踊りなどでは終えた際、タイミングを
みはからった上手な拍手がされ、逆にお能の際には、地謡が下がる
までシーンとした静寂な空気が保たれました。
素晴らしい。

喫茶室のお茶が今回は楽山の焙じ茶になっていました♪

| その他邦楽など | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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神楽坂伝統芸能2009

大変な公演でした。地元に住んでいてもなかなかこういう事は無く。
見させて頂いたのは夜の部でした。
会場は矢来能楽堂を使い、街の力を結集したようなイベント、
とでも申せましょうか。
国立あたりでも出来ないですねこれは。
(やれと言われればできるかも知れないけど、チケットもギャラもとんでもない
ことになりそう。場所が場所だけに出演の皆さんも殆ど手弁当気分かもw)

舞台が舞台なだけに、ホールなみの音響を求められると困るのですが、
管絃はかなりイイ響きでした。(席が近かった、という部分を加味しても)
『陪臚』など、もう眼前に舞人がいるのではないかと思ってしまうような、
良さでした。
芝先生の竜笛は何年ぶりかよく判りません。
『越天楽』はポピュラーだけれども、それだけに、逆にまともに聞く事がなかなか
ないのではないかとさえ思います。

お能は喜之先生の『羽衣 彩色』 。
これもあまり今となってはなかなか見る事がないかも。
後見は昨年五番能の際に同小書をつとめられた弘田先生でしたが、
喜之先生のはまた違って、天女のふわふわ感が勝っているかも。
それにあの長絹は今まで見た事がないので、朱に金がさあっとかかって
いて、白孔雀か、白い鳳凰なのか、とにかくそんな鳥の翼が広がっていて。
もう、ガン見(笑)してしまいました。

長唄と新内はあの舞台の音響の不利さを少々感じました。
前面に音がバーンと出てこないので、響きにくいのですね。
しかし、そこを差し引いても、やはり見事でした。
『賤苧環』は最初のお囃子の入り方が「殆どお能だ」と思っていました。
ちゃんと笛が
「オヒャーヒューイ、ヒウヤー」とか鳴っていて
「おお、能管だ」とか。
でも一息いれて、三味線が「チチ…」と弾かれだすと一気に長唄モードに
なるんですねぇ。

長唄、新内は、いわゆる正中に毛氈を斜に敷いての構成になりまして、
この形が「聞こえのよくない」感じだったのですが、
お姐さん方の『都風流』の際は地謡座に地になった皆さんが場所を
取られたので、ここではもうばっちり。きちんと響きました。
やはり場所って大事ですね。
お姐さん方は色違いでのお揃いのお引きで。
眞由美お姐さん、素敵ですわー。

来年もあるかしら。
今回が第一回の試みなので、続いてくれるといいですね。

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| その他邦楽など | 23:59 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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時超至芸鑑

雅楽を除けば全ジャンルにわたる神番組鑑賞中。

至福のひと時でございます。
(いや、ほかに言葉でませんから。もう)
遅れてきたお正月って気分ですね<笑
先だって亡くなられた大五郎先生の笛がなんともいえず。
長十郎先生と源次郎先生はそっくりだなぁ、とか。

歌舞伎の後見もこのくらいのレベルじゃないと本来イカンですよね。>勧進帳
・弁慶:幸四郎
・富樫:海老藏
・判官:梅幸
・後見:松緑

の三兄弟。シビレるわー。
おお、弁慶の中啓の扱いが実に見事だ。
ブレの無い六方が美しい!
柿落としに勧進帳かけたいならこの位でやって下さい。ムリだろな。言ってみただけ。

| その他邦楽など | 21:46 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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名誉区民による日本の伝統芸能の共演

という、大層な名前のついた区主催の公演です。
現在、区の歴史博物館で開催している『名誉区民展』との連動企画です。

『名誉○民』とつくと、なにやら大仰でうさんくさげな雰囲気をかもし出す
場合が多々ありますが、こと新宿区の名誉区民の皆さん方に関していえば、
どこに出しても恥ずかしくない方が多くいらっしゃいます。>区のページ

今日の公演は、事前申込み制で、区の広報誌や区民センターなどでしか
広報されていなかったのですが

・長唄『喜三の庭』
 立方:西川扇藏(重要無形文化財保持者)
 唄:東音宮田哲男(重要無形文化財保持者)
 三味線:東音宮田由多加、東音山本英利子
 筝:山瀬松韻(重要無形文化財保持者)

・新内『樋口一葉 十三夜』
 浄瑠璃:鶴賀若狭掾(重要無形文化財保持者)
 三味線:新内仲三郎(千代田区在住)(重要無形文化財保持者)
 上調子:鶴賀伊勢一郎

・落語 三遊亭金馬

…という、「え?ホントにタダでいいの?タダで見聞きしちゃっていいの?」
という、勿体無いほどの顔合わせ。
東音宮田哲男さんの朗々とした声の響きに西川扇藏さんの素踊りで。
素踊りはいいですね。シンプルなものほどごまかしがきかなくて。
最近、正直「~??」な長唄を耳にする事が多いので、久々に綺麗な唄を
聴くことができました。
音域が広くて豊かで、節回しがきいていて。やっぱりお上手な方の唄を
聴くのは良いですねぇ~♪
で、今日は三弦の他に筝の山瀬松韻さんが花を添えてくださったのですけれど、
できれば、山瀬さんは山瀬さんで、別にプログラムをつけていただきたかった。
三弦にあわせて、だけなんて勿体なさすぎる。
(ご本人はそうはおっしゃらないだろうと思いますが)
山瀬さんは昔ながらの「山の手のおっしょさん」タイプの方ですね。(笑)

新内は端物のわりと最近の作「十三夜」で、お関が婚家から実家に戻って
来る所から、幼馴染で今は身を持ち崩して車夫となった録之助と出会い、
広小路で別れるまで。
かみしめるようなしみじみとした曲(語り)。
合間合間にはいる仲三郎さんのチ、チン、ツン、という中棹独特の一音一音
がとても綺麗で耳に入ってくるのが心地よく、ずっと伏目で聞いていました。
新内は歌舞伎浄瑠璃とは方向の違う、遊里などで発展したお座敷浄瑠璃
なので、中々実際に聴く機会は少ないかと思いますが、最近ではホールなど
での公演も増えてきていますので、折りをみて伺ってみたいと思っています。
(でも、なぜか若狭掾さんの公演て、私の先生の公演の日とかぶる事が多い
んですよねー<苦笑)

休憩をおいて金馬師匠の落語なんですが、プログラムでも何を噺すか、ネタは
書かれていなくて、客席は「何を噺すんだろう」状態。
金馬師匠が直前に決めたらしいです(笑)

さて、枕は師匠が午前中に出向いた幕張での模型ショーの話題から
某何でも鑑○団に流れ、んーもしかして…この流れは…茶金?<ピンポーン
商売道具を売り払って団子屋の茶碗を買い取り、意気揚々と金兵衛の店に
やってきた八つぁんに金兵衛が諭す所では
「慣れない事に素人が手を出すもんやない。サブプライムローンを見てみなはれ」
と、何気にくすぐられている我々。
イマドキの若い噺家の一生懸命な「さあ笑え」てなのは苦手なので、
このくらいの肩の力が抜けたほのぼの路線。目立たないけど、ほどの良いのが
スキです。
茶金だって、噺はわかってるけど、クスクス笑っちゃう。

今の中山区長になってから、このテのイベントが増えたような気がします。
いやぁ、このくらいの区民還元はしていただかないと。

惜しいのは三川泉先生と亀井忠雄先生がお出にならないという事かなぁ。
お能一番てのは流石に時間配分を見ても無理だろうから、
せめてお二人での大鼓一調があったらなーと思いました。

しかし、この新宿文化センターの立地の悪さはなんとかならないものであろうか。

| その他邦楽など | 21:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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